オザキ

仄暗い水の底からのオザキのレビュー・感想・評価

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)
3.5
ツァイ・ミンリャンの描く台湾のマンションもクソきったない下水が吹き出ている。ちなみに時系列的にはツァイのが早い

リングも最後は井戸だったし、溢れる下水の系譜、あるんじゃないでしょうか


「バートン・フィンク」でも壁紙が剥がれてたけど、ノリが剥がれてベトベトした感じだったのに対して、「仄暗い」だと雨漏りになっていて液体はさらさらしている。邦画と洋画で血糊の感触が違うと言う話が思い出される。(「キル・ビル」で勢いよく吹き出す鮮血)どっちがどっちか忘れたが、グロテスクのイメージに何か影響を与えているかもしれない。
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