冬眠くまちゃん

バベットの晩餐会の冬眠くまちゃんのレビュー・感想・評価

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)
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静かな映画だった。大きな出来事はないけど、全部の出来事がラストに繋がっていく感じが心地よかった。まぁラストも静かなものだけど。
もっとたくさんの料理が登場する映画なのかと思ったけどそうでもなかった。でも晩餐会の料理が、材料の時点からダイナミックでわくわくした。きっと当時のフランス料理ってこんな感じなんだろうなぁ。
登場人物達の多くはルター派のカトリック信者のようで、「神の定め」とか言ってたのを聞いて、なんか高校の倫理の授業をふわっと思い出した。ルターって確かこんな感じの思想(?)だったなー、みたいな。そういう点でもこの映画は面白かった。
うん、これはこれで見てよかったかもしれない。