matsu

サン・スーシの女のmatsuのレビュー・感想・評価

サン・スーシの女(1982年製作の映画)
3.9
ロミー・シュナイダーの遺作。
(マックスの妻役とエルザ役の一人二役)

人権侵害撲滅運動団体の代表のマックスが、対面したパラグアイ大使を銃殺。

その裁判の中でマックスの過去が紐解かれる。

ユダヤ人のマックスは1930年代にドイツ兵に親を殺され、パリに疎開した時に親代わりに育ててくれたエルザとミッシェルも同様にドイツ人たちに殺された。エルザとミッシェルの殺害に関わっていたのが現パラグアイ大使だったのだ。

第二次世界大戦中のユダヤ人虐待・虐殺は、戦後何十年たっても残ったユダヤの人々の心に深い傷を負わせたままであることをまざまざと見せつけられました。
matsu

matsu