サスペンス色が強く、謎解きのようなストーリー展開が秀逸で、「ロミーの遺作」と言う冠が無くても十分楽しめる作品。
そしてその完成度以上に魅せてくれるのが、やはりロミーの鬼気迫る演技。
どのような状…
危険
人権擁護委員会の代表を務めるマックスは、大使との会見の席で大使を射殺してしまう
逮捕されたマックスは、留置所へ面会に来た妻リナに自身のつらい過去について語り始める
1930年代、ベルリン、1…
人権擁護団体の代表である立派な老人がある事件をきっかけに過去を語る。親をナチス親衛隊に殺された彼は同じアパートに住んでいたドイツ人夫婦に引き取られる。面倒を見てくれた憧れの女性とそっくりな人を妻にす…
>>続きを読む素晴らしかった!震えた!
波乱に満ちた生涯を送ったロミー・シュナイダーが自身の企画として映画化したドラマ。そして43歳の若さで急逝した彼女の遺作となった。撮影中の怪我や病気、そして最愛の息子を事故…
ロミー・シュナイダーはただ綺麗な女優とは違って、背負ってしまった業のようなものを深く感じさせる。ミッシェル・ピコリを空港で迎える時の優しい笑顔と不安げな態度。それだけで、この映画を見る価値があると思…
>>続きを読む衝撃のラスト。
ショッキングな内容だったので鑑賞した後、原作はフィクション、しかも現代の部分は映画化に伴い付け足した部分と知って安堵してしまった。
ロミー・シュナイダーが命をかけて演じた作品という…
亡命の歌。
人権擁護団体の代表を務めるマックスは、仕事の流れで、とある人物に出会う。今はパラグアイ大使であるその人物に、マックスは銃を突きつけ引き金を引いた。駆けつけた妻に、マックスは自身の過去を…
これが遺作となったロミー・シュナイダーの美貌と人種差別の渦に巻き込まれた悲劇の女性を熱演する様に圧倒される。そしてこの映画での単なる美人女優を超えた高い演技力を見せた彼女が役者として躍進することなく…
>>続きを読む見つめていたい先が悲痛すぎるよ。泣かないで、ロミー。そんなふうに泣かないで。スクリーンのなかで。本当かも、って思ってしまう。あなたにそんなふうな涙の顔を見たくない、と言いたくなる。
息子を事故で失…
「人生なんてシャイセよね」晩年のロミーがそのまま現れているような、切実を超えて迫るものがここにはあった。ピコリとロミー、何度目かの共演、あるいは共闘がこれで最期になるなんて。再びのマックス、リナはリ…
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