キミシマユウキ

ヒストリー・オブ・バイオレンスのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

3.7
インディアナ州にある小さなダイナーを経営するトムは平穏な生活を送ってきたがそこに2人組の強盗が現れて…

『ザ・フライ』『危険なメソッド』の
!!デビッドクローネンバーグ監督!!
がお送りするバイオレンスドラマ。
クローネンバーグ監督の作品をあまり観てこなかったので鑑賞。


愛は暴力を超えることが出来るのか?


これは予想していたプロットとは全く違ったので楽しめた。
ということは他の方々も前知識がない方がお楽しみいただけるのではないだろうか?
冒頭のあらすじのみを読んで鑑賞に臨んでいただきたい。

人は変わることが出来るのか?
過去の罪から逃れる事は出来るのか?
そして愛は暴力を超える事が出来るのか?
そんなメッセージを孕んだ素敵な作品。
といっても暴力描写の妙な生々しさも魅力的で目が離せない!
そんな簡単にグシャグシャになっちゃうのね!(意味深)

主演はヴィゴモーテンセン
監督さんと仲良しなんですね、素敵なパパ役にピッタリでした。
同監督×同主演の『イースタン・プロミス』も観てみようかしら?
謎の男役にエド・ハリス。
うぅ〜ん、渋かっこいい!
歴戦の名優である彼が現れると劇中の緊張感が違いますね。締りが良い。
あとはたまにみるマリアベロさんがお色気要員です。

前回レビューした『危険なメソッド』より断然好み!
こっちのがクローネンバーグっぽいのか?
よくわからんけども!
オススメのクローネンバーグ映画がありましたらお教えくださいまし。

バイオレンス好き、ヴィゴモーテンセンの優しいパパが観たい方、そしてグシャッと簡単に死ぬ人間が観たい方にもオススメの作品。