どうしようもない後味…
映画オタクのツボをことごとく突いてくる作りで満足感がすごかった。
何の救いもない話だけどね…笑
結婚して妻を愛していて子供もいて、ちゃんと生きてる主人公トム。
そんな中、勤めている飲食店に、人を殺すことに何の躊躇もないレベルの悪党が乱入。
絶望的な状況の中、不意にトムが二人の悪党を瞬殺する。
ヒーローとして称賛されたトムだが、それから数日後にマフィアらしき連中から付きまとわれるようになる。
殺しの場面が、アクション映画みたいな鮮やかな感じではなく、必ずトムも手負いになるというのがリアル。そりゃ何人も相手に無傷で済むわけがないよね。
でも確実にこいつ人殺し慣れてるよな感がすごい…
やっぱ過去からは逃れられないということなのかな。
人を殺すというのはそれだけ大きなこと。まさにヒストリー・オブ・バイオレンス。
とにかくそれに尽きるという感じで、それ以上の大きなメッセージはないけど、見たらわかりますが、とても重厚な作りで、とても面白いです。
家族とのこれからの関係は、どうしていったらいいんかなあ…
想像もつかない。
殺陣のシーンは必見です。運の要素も絡む生々しすぎる殺し合い。