ユキ

パリのランデブーのユキのレビュー・感想・評価

パリのランデブー(1994年製作の映画)
5.0
ロメールの短編集。
パリと美しい女性と翻弄される男性。
久々にマイベスト10に入る。

セレンディピティ的、出会いと別れ、ニアミス、くっつきそうでくっつかない男女のお話三本仕立て。舞台はパリ。
偶然の出会いから始まり、思いがけない結末が、!というより、観ていてこれは全部計算付くのものだなと感じる。めちゃくちゃこれ実は仕組んでるだろ映画です。
ただそれをパリの街並みがうまい具合に中和してる。
あとなんといっても女性が美しい。男性に関して面食いではないけど、美しい女性にわたしは弱い。みとれた。美女って世界救うかも。


一本目
彼氏が浮気してるかも?信じたくない!あれ、市場でナンパしてきた男が気になる?
の話。
浮気が発覚して言い訳してる男性ってなんて無防備なのか。ナンパを少し信じてみたくなる(ならない)。

二本目
女の子にはきっとあらゆる局面で自分を正当化するための言い分とか哲学が必要なんだと思う。浮気の当事者となるときにも然り。だから、自分次第でその置かれている状況が180°反転しても彼女のなかで正当性が貫かれているならそれは自然な流れということ。端から見たら、え?!?(@_@)ってなることも多いだろうけど…( ´_ゝ`)
男性に同情した。男は頭皮ではない。

三本目
とにかくこんなに美しいキス(フランス映画なのでビズーかしら)の断り方があるのかと大変感銘を受けた。真似したい。
追いかけたくなるのはあなたが赤いカーディガンなんて纏っているからではないのでしょうか。
離れがたい人 と 出会わなければよかった人 は大抵同じ。
パリがこんなに美しい女性でまわっているなら、是非とも訪れたいと思った。以上。
ユキ

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