すずす

浮かれ姫君のすずすのネタバレレビュー・内容・結末

浮かれ姫君(1935年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

余り観たことのないタイプの映画で面食らった。所謂、オペレッタで、ドラマから突如、唄い出す。

でも、やや浮かれ足りない気がしたのは…最後に。

この映画で人気デュオとなるジャネット・マクドナルドとネルソン・エディによる、初の共演作で、以降、二人のコンビによる歌劇映画は『ローズ・マリー』『君若き頃』『ポルカの歌姫』『ニュウ・ムウン』の他、未公開も数作ある。

以下は物語。

18世紀の半ば。
バスティーユで人気者の気さくな王女様マリエッタ。しかし、叔父がスペインのカルロス王子との結婚話が嫌で、町を出歩くうちに、カスケットガールという北米ルイジアナ州(まだ独立前でフランス領)の入植者の妻となる為に運ばれる一団があり、彼女たちが乗り込む船に紛れ込みます。
アメリカに着いた時、海賊の襲撃をくらい、男性は殺される。その時、ウォリントン率いる傭兵部隊が彼女たちを救い出します。二人は互いに歌が好きで、接近します。
しかし、フランスの姫君マリエッタ捜しが始まり、カルロス王子がアメリカまで追ってきますが、マリエッタは阻止するお付きの兵士を欺き、ウォリントンと西部への旅に出かけるのでした――――――

こういうのも人気があったのね!とは思わせられましたが、踊りが殆どないので、乗り切れず。
矢張り、ミュージカルには、突然歌って踊ってくれる、のー天気さを望みます。情報過多に慣れた現代人ならば、皆、そう思うはず。演出家とか振付師とか、仕事サボったんじゃないか、と云われかねないですから。
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