囚人13号

ハリケーンの囚人13号のレビュー・感想・評価

ハリケーン(1937年製作の映画)
3.5
後半の特殊効果は凄いが映画としてはそこまで。西部やアイルランド以外のフォードはインド駐屯地ほか『ギデオン』『荒野の女たち』等数あれど、これだけ露骨なメロドラマは珍しい。ドロシー・ラムーア達の島を制圧しようと目論む白人軍団も本来のフォード映画なら正義として描かれる「文明人」であるが、今回は蛮族でしかない=フォードが初めて先住民側の視点に立ったという点でなら(そこに何の意図がなくとも)貴重ではある。
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