ブレイブハートのカッキーのレビュー・感想・評価

メル・ギブソンが監督、主演で作られた、メル・ギブソンの監督としての評価が高まった不朽の名作を小学生以来ぶりに鑑賞🎬
史実の詳細は分からないが、スコットランドの平民ウィリアム・ウォレスが、妻が殺されたことへの復讐に燃え、イングランドの言いなりの貴族たちを巻き込んで、独立への戦いに火蓋を切り、信じた人たちから裏切られながらも、命を燃やす物語である。
領主は、新婚夫婦の初夜をもらう権利があるなんて、何て悍ましい権利かと思った💦
現在のスコットランドは英国の一部でしかないが、数年前に独立への投票が行われたり、何百年経ってもやはり自治だけではなく、自分たちの国を持つのをどんな民族の人たちにとっても重要なことだ。
スコットランドだけでなく、ウェールズも、北アイルランドもやはり自民族への尊厳として忘れていないのは、それだけ自分たちにとって国を持つことが心の拠り所であるからが故だ。
日本人である自分自身は、当たり前に日本という独立国家に生まれたので、そういうアイデンティティに対する意識が全然違うように思える。
今でも国を持てていない民族の人たちは、世界中に多数いるのに、既に自分たちの国がありながら、武力で領土の現状を変えようとするならず者国家の振る舞いには、何も理解出来ない。
今の世界だって、強い国が弱い国から土地を奪って線を引いた結果であり、国連や平和が続かない混沌とした現在の行く末を危惧してしまう。
人は生まれながら誰かから奪い、誰かから奪われるのが常なんて思いたくない。

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