FURU

KOTOKOのFURUのネタバレレビュー・内容・結末

KOTOKO(2011年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

Coccoファンとして、観なければならない、向き合わなきゃならない作品。
でも、なかなかレビューを書けずにいました。
アマプラで見れるのかーと思い、眠れない夜によし!と決めて、向き合うことにしました。

とにかくもう、涙が溢れてきます。
子供の愛しさ。
精神のバランスが崩れると、こんなにも生きるのがつらいのかと思い知らされる。
戦争とは。
Coccoの歌声の素晴らしさ。

Coccoは、自傷行為を実際に経験している。
結婚せずに子供を産んで育てた。
KOTOKOは、ほぼCoccoのドキュメンタリーとも言える。
だからこそ、つらい。
ファンとしては、本当につらい。
田中の気持ちになってしまう。
愛するがゆえに攻撃してしまうこと。
守りたいが為に世の中の出来事に過敏になってしまうこと。
自分でコントロールすることがどうしてもできない。できない。できない。
大丈夫。
この言葉をかけてあげることしかできない。
とにかくつらいんですこの映画は。

だけどね。
沖縄で過ごす時間は本当に幸せ。
穏やか。
Coccoにとっての沖縄は、そういう大切な場所なんです。
沖縄。だいじろう。
大切なものがKOTOKOにはちゃんとある。
それだけが救いになる。

田中はふらーっとどこかに消えてしまった。
それはしかたない。
あんなにボロクソに痛めつけられたんだから。遅いくらいだったよな。
でも、ありがとね、田中。

ラストシーン。
最高です。
お母さん。また来るね。
バイバイ。

小さい頃、一緒に過ごした、あなたの笑顔やしぐさ。声。
ずーっと一生忘れないよ。
お母さんは幸せですね。
子供もまた、同じ想い出を
同じように覚えていてくれたら。
こんな幸せなことはない。

ひとつひとつの想い出を
大切に生きていこう。
FURU

FURU