このレビューはネタバレを含みます
Coccoありきの映画。Coccoすきだけどね。映像作品でのCoccoはあんまりすきじゃないかなあと、改めて。
なんとなく輪郭がぼやけてる作品。テーマとか、このシーン、セリフは何を言いたいのかとか。まあ芸術作品でしょうからね。それこそ野暮なのかもだけど。
歪な愛。相手を傷つけて、それでもそばにいて大丈夫と言ってくれるか、ある意味で試しているような。肉体的には痛々しくどこかファンタジーみたいに見えるけど、精神的内面を視覚化したのだとしたら、ありふれた話か。
誰かに傷つけられるのがこわくて、だから自分が傷つける。誰かに殺されるのがこわくて、だから自分が殺す。ゆがんだ愛。