AKITO

KOTOKOのAKITOのレビュー・感想・評価

KOTOKO(2011年製作の映画)
3.8
研ぎ澄まされた映像言語。二つに分離した世界が一つに復する物語かと思いきや、塚本晋也は甘くなかった。世界が二つに見える女は、唄っているときにだけ、自己同一性を保つことができる。母子分離の恐怖、人間の二面性、男性性と女性性、沖縄と日本、現実と妄想、生と死、陸と海、自己と他者、正気と狂気。
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