ウニ

ブッシュのウニのネタバレレビュー・内容・結末

ブッシュ(2008年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

息子ブッシュ大統領の生涯がわかって興味深かった。本作では、父親超えが生涯のテーマ、心臓発作で死にかけた時の神の啓示が人生の契機とお見受けしました。

なにより、ブッシュの政治人生を通してのコンサルティングを行っていたカール・ローブさんが興味深い。政治コンサルタントという職業があるんですね。スピーチライター的ものの言い方アドバイスから戦略アドバイス、政敵ゴシップ攻撃まで、脇をがっちり支えてました。
育ちの良いお坊ちゃまであるからこそ持つ「人を引きつける天性の魅力」を早々に見抜いておられて、そこが選挙選において最大の武器となることをつかんでて凄い。

そして、閣僚の皆様の有能さったら、パウエル国務長官とか、悉くいいこと言ってるし、ライス国務長官は頭良すぎて玉の投げ方も心得てるし、それぞれの立場からの責任ある意見、議論となっても、最終的に決めるリーダーが要なんだなーと。そして一度決定されれば優秀な閣僚達は粛々と実行フェーズにと。意志決定のプロセス、議論の整理、いろいろ興味深すぎ。

息子ブッシュ大統領の気取らず、正直な人間性は魅力的で、いい人だったんですね。責任を背負うリーダーの資質って、、、。そして歴史は偶然。
ウニ

ウニ