ブッシュの作品情報・感想・評価

「ブッシュ」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

息子ブッシュ大統領の生涯がわかって興味深かった。本作では、父親超えが生涯のテーマ、心臓発作で死にかけた時の神の啓示が人生の契機とお見受けしました。

なにより、ブッシュの政治人生を通してのコンサルティングを行っていたカール・ローブさんが興味深い。政治コンサルタントという職業があるんですね。スピーチライター的ものの言い方アドバイスから戦略アドバイス、政敵ゴシップ攻撃まで、脇をがっちり支えてました。
育ちの良いお坊ちゃまであるからこそ持つ「人を引きつける天性の魅力」を早々に見抜いておられて、そこが選挙選において最大の武器となることをつかんでて凄い。

そして、閣僚の皆様の有能さったら、パウエル国務長官とか、悉くいいこと言ってるし、ライス国務長官は頭良すぎて玉の投げ方も心得てるし、それぞれの立場からの責任ある意見、議論となっても、最終的に決めるリーダーが要なんだなーと。そして一度決定されれば優秀な閣僚達は粛々と実行フェーズにと。意志決定のプロセス、議論の整理、いろいろ興味深すぎ。

息子ブッシュ大統領の気取らず、正直な人間性は魅力的で、いい人だったんですね。責任を背負うリーダーの資質って、、、。そして歴史は偶然。
Pマン

Pマンの感想・評価

3.9
【フィクションでしかできないこと】
 ブッシュが如何にひどいことをやったか、これは誰でも言える(いや、事実そうだし、ひどい政治屋だと思う。ストーン監督は「ビジネスマン」のトランプに意外な寛容な態度だったことの意味がわかる気がする)。しかし、実は一緒に飲んでみると、意外といいやつ。この恐ろしさはフィクションでしか表現できないと思う。ラスト、ブッシュは自身の「行為」の意味づけができず、言葉が詰まる。そう、私たちもまた意外にいいやつなブッシュの「行為」の前で、戸惑うしかないのだ。
Tangerine

Tangerineの感想・評価

3.6
Poor W...
大統領現役在任中に上映。
BGMの使い方とカメラワークが好き。
彼の人生最大の功績はローラと結婚した事か。
「ニュースの真相」と合わせ見。
【親父とフセイン】


パパ・ブッシュ(プレ41)は『1991年の湾岸戦争』で、イラクの首都があるバグダードまでは侵攻しませんでした。


湾岸戦争には勝利したものの、『深追いせずにイラク大統領のフセインを生かした親父』に息子は"不満"の様子。


【2001年:ナインイレヴン】


【息子とフセイン】


ブッシュJr.(プレ43)は『2003年に勃発したイラク戦争』で、『親父の轍は踏まないと言わんばかりの徹底攻勢』に出ます。


【旅の結末】


『お宝を求めて旅に出た主人公』ですが、やっとの思いで辿り着いた目的地にお宝はありませんでした。


しかし主人公は旅の過程で、『仲間という名の宝を手に入れた』のです。


『王道の展開』なら、こんな"結末"もあり得そうなものですが、現実は綺麗事では済まされません。


『深追いの先にあった結末』は、仲間たち(閣僚)の"表情"が全てを物語っています。


祖国の為に戦った兵士は数多くいたでしょうが、『ブッシュの為に戦った兵士』はいたのでしょうか?【スパルタカスとの違いはそこかもしれません。】
平和を得るためには戦いも止むなし、ていう過激な考えを持った人だったのか。時代によってはあるいは賞賛されたのかもしれないが時期が悪かったのかな。
この人間味で死ななくてもよい人が死んだかもしれないと思うと恐ろしくなる。
もしもアメリカ大統領が普通のおっさんやったら、という感じのコメディ。
そんなに笑えないけど退屈もしない。
チェイニーとかパウエルとかライスとか懐かし。
Shiho

Shihoの感想・評価

3.9
無知で何の政治理念もないおぼっちゃまが権力を手にしたらこうなる。トランプも安倍も同じ。イラク戦争に慎重な姿勢を示したブッシュの側近、反戦を訴えた国民、そんなのお構いなしに不確かな情報をメディアで流しまくり国民の恐怖を徹底的に煽りミサイルを落としまくったブッシュ。結局フセインは大量破壊兵器を所持しておらず何のための戦争だったのか誰も分からない。意味のある戦争なんてないけど。その犠牲は計り知れない。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.7
my映画館2009#77> 単純に面白く、これを見て彼を好きになることはないが、良くも悪くもお疲れ様とは言ってあげたい。
2001年から8年に渡り、第43代米国大統領を勤めたジョージ・W・ブッシュの半生…あのオリバー・ストーン監督が何とコミカルに描く。
パパ・ブッシュとの葛藤に、神の預言…確固たる政治信念は見えず、情報と状況判断だけで突き進んでる様で、実は特異な不器用ポジティブ男ではと思いましたがね。
しかし、米国民は笑って許せるのかな(笑)
ジョシュ・ブローリン…名演です。
初)歴代米大統領で一番人気がない大統領ブッシユJrの半生話、面白かったです。世界の政治を決める政治屋の中でサラブレットでありながらその才能を持たず普通の人のままで携わるJr…こういう人がトップに立てば責任をなすり合い、トップのケジメの取り方はグダグダになるものてす。その経緯をこの手の作品を撮らせれば随一のOストーンが上手に撮っています!!音楽の使い方も抜群でよくまあ政治家本人ソックリの俳優サン達を集めたものです(感心感心)。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

2.5
2010/4/19鑑賞(鑑賞メーターより転載)
イラク侵攻時に反対派を非国民扱いした国民にこんな映画を作る資格あるのか?と思ったら監督O・ストーンと知って納得。同じ大統領回顧系でもケネディの信念やニクソンの権謀術数ぶりもなく、底の浅い人(失礼)が情勢に流される様子をかなり率直に(若干の悪意を込め)描写。率直過ぎて話として面白味は少ないが、まあ彼の単純さと国民ウケした部分はよく判った。あと、キャストの半端でない「似ている度合い」に注目。他の映画で散々見ているのに、この映画中では完全にテレビで見たブッシュとその側近にしか見えないのが凄い。