もち

ソナチネのもちのレビュー・感想・評価

ソナチネ(1993年製作の映画)
4.8
“あんまり死ぬのを怖がると、死にたくなっちゃうんだよ。”

ソナチネが1993年、たけしのバイク事故が1994年。

たけしは、現場の血を見て「”自殺したんだな”と思った。下手したらもう1回するような気がする。」
「いつも不安で不安で仕方がない。おれほど憶病者はいない。開き直らないとむちゃできない。(お笑いは)どこか売春婦的な心でやっている。」

これほどまでに北野武という人間の死生観が出た映画はあるのだろうか?

全編を通して糸がピンと張ったような緊張感が画面一杯に溢れている。
もち

もち