大々的なストーリーがあるわけではないが、ただ画に惹き込まれていく。無駄な画が多く感じるのに無駄な画がひとつもないのだと感じる。圧倒的な静の中に余白なく降ってくる動。キメ顔をするような配役は居なくて皆…
>>続きを読む北野武には拘束された時間が必須な要素としてあると思う。
菊次郎でも、本作でも、8-10×でもそこには退屈な時間が流れていて退屈は如何に潰すか永遠に北野武は暇つぶしをしている気がする。
だからこそ…
いつ誰が死ぬか分からない緊張感がいい。日常パートも不気味な緊張感が漂っていた為に、突如現れた相撲のシーンに笑ってしまった。
オチは「その男凶暴につき」とリンクする所がある。思い返せばどちらの主人公…
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