さらら

ソナチネのさららのレビュー・感想・評価

ソナチネ(1993年製作の映画)
4.7
久しぶりにこんなに余韻の抜けない映画を観た 
まず色が美しい....
海の青に、アロハシャツの赤や黄色を合わせてきたり、女の子がカラフルな服を着ていたり 周りに色が多めだからこそ、ビートたけしの白シャツと拳銃の黒さが際立つ
あとは、ここまで緩急のはっきりしている、静と動の対比が効いている映画初めて観たかも そのコントラストでこんなにも余韻を残す映画になるのか、と 海での日々のシーンがあそこまで緩やかで、穏やかで、平和だからこそ、エレベーターの銃撃シーンが映えるんだよな あれかっこよすぎてほんと見入っちゃった 海での毎日は本当に平和なんだけど、どこか物哀しさを感じるの あれなんなんだろう
死ぬことにも生きることにも特に執着していない、淡々と人を撃ちまくるたけし、本当にかっこいい あの世界観忘れられないや
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