お砂糖

ソナチネのお砂糖のレビュー・感想・評価

ソナチネ(1993年製作の映画)
4.0
暴力描写が過度でないヤクザ映画をおしえてと聞いたらおすすめされた。よかった!

淡々としててこれ以上長いと眠くなるかもしれないので長さもちょうどいい。

若々しい寺島進と勝村政信と津田寛治をみるのも楽しかった。

印象的なカットが多い。ヤクザの遠足みたいなバスの中、空に散るハイビスカス、花笠を真上から撮ったシーン、車のヘッドライトだけが光る夜道など。
特にホテルの銃撃戦のシーン、窓や下に停まっている車に反射する光から様子がわかるのが良かった。だからと言ってかっこよさやカタルシスは過剰では無く、無常感が強い。

女性のキャラ付けはいかにも90年代〜って感じ。

‪あ、首撮った人の映画だーと思った。無常感とか、ラストのぶった斬り感とか。あと首ってホモソ社会の馬鹿馬鹿しさを描いてるなあと思ったんだけど、このころからやってることそんな変わってないんですね。ホモソ社会の馬鹿馬鹿しさにさ自覚的ではあるけど、首は特段批判的な眼差しを持って描かれたものではないのかな〜と思った。‬
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