虎舞羅ーコブラー

ソナチネの虎舞羅ーコブラーのレビュー・感想・評価

ソナチネ(1993年製作の映画)
4.0
世界的に評価の高い、北野武監督の任侠映画。

・あらすじ
広域暴力団北島組の友好組織・中島組が、沖縄の阿南組と揉め事になった。そこで、北島組組長の北島とその幹部の高橋は、傘下である村川組組長の村川(ビートたけし)に、若い衆を連れて手を貸しに行くよう命じる。あまり乗り気ではなかったが、「行くだけ行けば手打ちで終わる」という北島の言葉を信じ、沖縄に赴くのだが…。

・感想など
北野監督らしい、虚しさや哀愁が全編に漂う作品。いつ襲撃にあうか分からない緊張感が画面から伝わる。沖縄でヤクザたちが童心に帰るかのようにワイワイ遊ぶ姿。しかし、人間の死とは呆気ないもので、カッコ良い最期など描かない。北野監督の作風が強く出ていた。
任侠映画の中でも特にオススメの作品です。