ヒューマンエラーちゃん

あにいもうとのヒューマンエラーちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

あにいもうと(1953年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

男なんてと妹に余裕たっぷりに言い聞かせる癖に、兄にお前の男半殺しにしたよ、と揶揄われて顔色変えてブチ切れるマチ子様…!あの男のことめちゃくちゃ好きじゃん…!普段はなんてない顔してすましてるのに!女心ーーーー!!!ってなった。



兄妹喧嘩のシーンが最高で京マチ子がバチバチにビンタされながらも兄に掴みかかっていって「畜生!」ってブチ切れるのめちゃくちゃ痺れた。強い女はいい。




対してシスコンの兄が面倒だな、って思ってたら船越英二と対面するシーンで「えっ、本当はいいお兄ちゃん…」と思うけど、兄妹喧嘩のシーンでは「いやいや、言い過ぎだしやり過ぎでしょ…」ってなって最後のシーンのもんの台詞で兄妹愛(完)とバシッと決まる。


さんちゃんは素直にすくすく育って本当に素敵なお嬢さん
そして母の懐の深さ、気付かない振りをする優しさ、やっぱり母は強し
父は昔ながらの気質の寡黙な頑固者
家族ってすごいね