ナルセは、タイトルからは想像もつかない作品を創り上げる。
逞しく生きる戦後の兄弟の話、かと思うよねぇ?
戦後逞しく生きる話では無く、戦後、より混沌とする家族の在り方をいち早く予見、いや、そもそも“…
室生犀星・原作。これまで3本の映画化、8本テレビドラマ化されているそうです。
妹を大切に思う兄、家族愛の話。
兄役が森雅之だけど最初は気づかず、荒くれ者の森雅之は初めて観た。長女が京マチ子で、歩…
悪くはないが、めちゃくちゃ面白いとも思わなかった。
成瀬センセの作品は「流れる」のような女しか出てないのが好き。男はいらない。
京マチ子って見れば見るほど美人なんだかそうでもないんだか分からない不…
京マチ子の目つきが凄い。迫力が凄い。
灯籠流しの川辺でさんの背中を見つめる鯛一のカットの次にパッと翌日母に向かって手を振るさんのカットを繋げてるとこにハッとした。鯛一が好きだったさんの回想に一瞬見…
荒くれの兄と大人しい妹を持つもん(京マチ子)は、父母や兄との折り合いが悪くて家を出ている
帰省すれば、いざこざや兄との取っ組み合いの喧嘩が始まる
「憎んでもいても顔がみたくなるものよ」ともんの言…
川の水の流れが印象的で象徴的。不器用で川を渡れない男たちと対照的に姉妹は軽やかに川を渡って逞しく生きる。その姉妹が並んで歩く姿を背後から撮るショットが素晴らしい。ただ、他の成瀬の作品に比べて追い込ま…
>>続きを読む東京近郊、多摩川べりの田舎町。奉公先で身篭り暇をだされた長女・京マチ子、粗野だが家族想いの長男・森雅之、真面目で素直な末妹・久我美子──。愛憎入り混じる深い兄妹愛の世界を描いた、室生犀星の同名小説二…
>>続きを読む室生犀生原作。「杏っ子」に先立つ作品で、木村荘十二「兄いもうと」(36)のリメイクになる。今井正監督作は三度目のリメイクになる。登場人物のキャラが強烈で、京、森、船越、堀とも苦手なタイプ。そういえば…
>>続きを読む長女が奉公先で学生との子を孕み実家に帰ったが…という話。
家族だからこそ弱さを見せられない。強がって言い合いになったりする…それでも家には帰ってくるってなんだこの家族愛憎リアル、成瀬じゃ…
船越英二…