『羅生門』の2人が現代劇で再共演。『羅生門』とは打って変わって森雅之は京マチ子に対して攻撃的な態度を示す。京マチ子もあくまでも普通の女性として描かれる。
一つの川の近くで繰り広げられる人間模様。人…
DVDのカバーのスチール写真の構図に何故か惹かれて本作を見てしまった。普段着の和服の京マチ子が、身体の左側を下にし、両足を揃えてちょっと折った姿勢で直に畳の上に寝ている。左肘を立て、左手に頭を載せ…
>>続きを読む「川の向こうはすぐ東京よ」
久我美子の台詞から、舞台は市川か川崎と推察されるが、かなりド田舎なロケーション。
道らしき道は無く、草むらを掻き分けながら進むと現れるバラック小屋のおでん茶屋。
お品書き…
ナルセは、タイトルからは想像もつかない作品を創り上げる。
逞しく生きる戦後の兄弟の話、かと思うよねぇ?
戦後逞しく生きる話では無く、戦後、より混沌とする家族の在り方をいち早く予見、いや、そもそも“…
室生犀星・原作。これまで3本の映画化、8本テレビドラマ化されているそうです。
妹を大切に思う兄、家族愛の話。
兄役が森雅之だけど最初は気づかず、荒くれ者の森雅之は初めて観た。長女が京マチ子で、歩…
悪くはないが、めちゃくちゃ面白いとも思わなかった。
成瀬センセの作品は「流れる」のような女しか出てないのが好き。男はいらない。
京マチ子って見れば見るほど美人なんだかそうでもないんだか分からない不…
京マチ子の目つきが凄い。迫力が凄い。
灯籠流しの川辺でさんの背中を見つめる鯛一のカットの次にパッと翌日母に向かって手を振るさんのカットを繋げてるとこにハッとした。鯛一が好きだったさんの回想に一瞬見…
荒くれの兄と大人しい妹を持つもん(京マチ子)は、父母や兄との折り合いが悪くて家を出ている
帰省すれば、いざこざや兄との取っ組み合いの喧嘩が始まる
「憎んでもいても顔がみたくなるものよ」ともんの言…
川の水の流れが印象的で象徴的。不器用で川を渡れない男たちと対照的に姉妹は軽やかに川を渡って逞しく生きる。その姉妹が並んで歩く姿を背後から撮るショットが素晴らしい。ただ、他の成瀬の作品に比べて追い込ま…
>>続きを読む東京近郊、多摩川べりの田舎町。奉公先で身篭り暇をだされた長女・京マチ子、粗野だが家族想いの長男・森雅之、真面目で素直な末妹・久我美子──。愛憎入り混じる深い兄妹愛の世界を描いた、室生犀星の同名小説二…
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