あにいもうとの作品情報・感想・評価

あにいもうと1953年製作の映画)

製作国・地域:

上映時間:86分

ジャンル:

3.8

『あにいもうと』に投稿された感想・評価

4.1

川が中心となり、川べりの道、川の近くの道を歩くショットが全編に配され、つねに川の存在を感じさせる構成となっている。道のパースの向こうからやってきて、またパースの消失点へ去る、外の世界へ出ていく/ 出…

>>続きを読む

原作は未読。
その上で、当時、この作品のような、男尊女卑的な思考を多分に含む“世間の目” に抗って、自由に生きる女性… というキャラクターを核に置いた物語など、とても珍しかったのではないかと推測する…

>>続きを読む
YAZ
4.8

成瀬巳喜男監督の観る

川べりで暮らす赤座。時代は
変り川仕事も無くブラブラ。
妻と息子との生活に妊娠した
長女が戻って来る

脚本 水木洋子 原作 室生犀星

久しぶりまた観る
東京と川隔てた場所…

>>続きを読む
3.6

サイレント時代からたまにやってる同場面でショットとか台詞を繋いでると思わせておいて次の場面でした、ってやつを灯籠流しの所でやってる、見てて面白い。
大の字から徐々に立ち上がっていく京マチ子には痺れま…

>>続きを読む
鴨
3.9
・尻上がりに面白い
・語り手のさん
・巨大おはぎ(?)
・ラスト喧嘩の臨場感
・成瀬の描く女性
・良お盆映画

成瀬の魅力は「何も起こらないこと」と本で読んだ。確かに、捉え方によってはどこまでもドラマになりそうなところを、あえて水面の穏やかな面をピックアップして描いているような気がする。
京マチ子の激情がいつ…

>>続きを読む
3.8
ロングでの風鈴吹きかける京マチ子がいい。
東京と川挟んだ田舎の行き来の移動の運動が軸。
灯籠のところで見ている元カレから手をふる笑顔の妹から母親に振ってるのが分かるカット割りは驚いた。
土星
4.9
森雅之の憎しみに満ちた老け顔が恐ろしい。無意識も暗喩も無しに最大限に直接的な罵倒を肉親に吐きまくるからすごい。そして京マチ子の肉体。
3.8

浦辺粂子母さんが気の毒で…
昔はお母さんはみんなこんな感じだった
夫につくして、子供につくして、それが生き甲斐な母親
男性はどいつもこいつも…
(荒い言葉でごめんなさい💦)
ホントは妹思いの兄ちゃん…

>>続きを読む
森雅之の名優っぷりには恐れ入る。自然過ぎて気づくの遅れた。
京マチ子も然り。
後半の息つく暇もない兄弟喧嘩のシーンは秀逸すぎて言葉もない。
日本の名匠成瀬巳喜男、ここにあり。

あなたにおすすめの記事