BK477

フォー・ブラザーズ/狼たちの誓いのBK477のレビュー・感想・評価

3.5
~マーク・ウォールバーグ主演の隠れた名作~

マット・デイモンがボーン・シリーズでスターになった頃は
「マット・デイモンに似てる人」という評価だったウォルバーグ。

しかし、近年の実録シリーズがヒットを飛ばしており社会の評価はかなり変わったと思います。 その繋がりで本作を見てくれる人が増えれば良いなと思い、筆を起こします。

あらすじ
~ある日コンビニ強盗に巻き込まれて一人の老婆が殺害された。
老婆には養子の息子が4人居た。 散り散りに生活していた4人は再び集結し、犯人を探し出し、制裁を加えようとする… ~


サブタイの狼たちというのは、まさにこの息子たちのことで、
母へ復讐を誓うわけです。とてもシンプル。
息子の4人は全員養子なので、年齢も人種もまちまち
 (なかなか便利な設定。) 
長男がマーク・ウォールバーグで、次男がタイリース・ギブソンです。
三男は地味なんですが、四男が凄いイケメンで、ギャレット・ヘドランドという俳優さんです。(余談ですが本作のギャレット・ヘドランドさんと、その後のギャップは凄いです)

本作の見所はずばり、中盤の銃撃戦シーンでしょう。
私は本作の銃撃戦シーンがとても好きで、
このシーンの何が良いって、唐突な始まりです。

あまりに唐突なので本当にビックリします。
撃たれた兄弟が名前を叫び合う所もエモーショナルで、BGMも最高。

(撃たれた兄弟が、涙と鼻水でぐちょぐちょになって叫ぶ迫真の演技は、本作屈指の名カット)

撃たれた人がすぐ死ななかったり、追い打ちや、リロードを使った演出も良い。なぜ、軍人なのに二丁拳銃なのか?という永遠の疑問もありますが、それでも素晴らしいシーケンスです。

残念なのは、終盤の盛り上がりに欠ける点でしょうか。
中盤の銃撃戦が激しすぎたせいで後半が霞んでしまいます…
BK477

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