平安時代を舞台に陰陽師の活躍を描いた歴史絵巻「陰陽師」の続編。
野村萬斎が主演、中井貴一が宿敵、伊藤英明らが共演、深田恭子がヒロインを演じる。
日隠れ（日食）以来、都では鬼に体を喰われる事件が多発していた。
一方、陰陽師の安倍清明（野村萬斎）は右大臣の藤原安麻呂から、娘の日美子（深田恭子）の夢遊病の相談を受ける。
そんな折、幻角という陰陽師（中井貴一）が、貧しい民たちの病を治して信望を集めていた。
ある晩、安倍清明の親友の源博雅（伊藤英明）が、琵琶を奏でる青年の須佐と出会い、二人は笛と琵琶の協奏で仲良くなる。
安倍清明は、源博雅と共に事件の真相を調べるが、その裏には大和の国に滅ぼされた出雲の国の長である幻角の陰謀が……
京と出雲の国を舞台にした姉弟の悲しくも切ない物語です。
出雲のヤマタノオロチや天の岩戸のアマテラスなどの神話も絡めていて楽しかったです。
野村萬斎さんの女形の妖艶な巫女も見どころです。
鬼の特殊メイクや天の岩戸や宙に浮く巻物など当時のVFXが興味深く、前作よりもスケールアップした展開で面白かったです。
「鬼がいなくては人の世は味気なかろう たっぷりと退治してやろう！」
2023.3 BS日テレで鑑賞（特選時代劇）
2021.9 NHK BSPで鑑賞
