千年女優

バイオハザードの千年女優のレビュー・感想・評価

バイオハザード(2002年製作の映画)
4.0
全米屈指の巨大企業でラクーンシティ地下に遺伝子研究所ハイブを持つアンブレラ社。ハイブで秘密裏に開発される生物兵器T-ウイルスの漏洩により施設を司るAI「レッドクイーン」は全面封鎖を決行。未曾有のバイオハザードが進行する施設へ機能停止を目的に潜入する、記憶喪失のアリスを含む特殊部隊を描いたアクションホラー映画です。

日本のゲームメーカー・カプコンの世界中で流行したサバイバルホラーゲーム『バイオハザード』を監督ポール・W・S・アンダーソンと主演ミラ・ヨヴォヴィッチという後の夫婦コンビで映画化した作品で、本作の興行的な成功により映画自体が六作もの長編シリーズとなったのと共にゾンビ映画というジャンル自体の復興の礎ともなりました。

ゲーム原作らしくエンターテインメントに特化した物語で、『マトリックス』後ということもありホラーよりもアクション要素が強く、最も印象的なのがバイオハザードではなくレーザートラップなのは皮肉ですが、それらが主演のミラ・ヨヴォヴィッチの資質にことごとくマッチしており、終始飽きることなくドキドキさせてくれる一作です。
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