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バイオハザードのJIZEのレビュー・感想・評価

バイオハザード(2002年製作の映画)
5.0
アンブレラ社の地下研究施設"ハイブ"を舞台に地上の洋館で記憶を喪失した女性と現地に派遣された特殊隊員たちによる生存を賭ける決死の脱出劇を描いた元祖サバイバルアクション映画‼昨年の年間ベスト2位にも選んだ傑作映画『バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年)』から個人的に思い入れの深いシリーズだったので今回でマーク数800本目という区切りもあり選んだ。結論から呈せば古ぼけた洋館から地下施設へ潜り込むゲーム版を完璧に踏襲させたシチュエーション共々"最初にして最高傑作"の作品である。こういう極限状態に居合わせた人間たちのサバイバルもので自分の中で通底する好きなメソッドがある。つまり"ある有能な高機能を持ち併せた腕っぷしの集団がそれを上回る敵の完膚無きまでな策略に呑まれやがて対象の餌食となる"ジャンルの醍醐味を突いた快感が観ててある。本作で障害となるのが主にアンデッドや殺傷トラップ(あるいは確執)なわけだがやはり本作ではアリスがほぼ覚醒前という序章の立ち位置もあって主役の万能感が封じ込められた状態でほぼ生身の人間たちだけで脱出を画策する手順が地続きな現実の恐怖感を沸き立て非常に面白い。特に中盤のトラウマ級なレーザートラップやケルベロスの群れ,獰猛な巨大怪物リッカーの存在はグラグラ場面を揺さぶり作品の要を担っている。ゆいいつ最初のアリスが気絶してた洋館で敵を相手に立ち往生するゲーム版ならではの"らしさ"が何口か欲しかった事や中盤で味方が半数以上も犠牲者となる勿体無さは否めない。それでも善描写が圧倒的に誇れるゲーム版を踏襲させた完璧な作品であった。新たなサーガを始動させる近々第7作目が実現して欲しいという切望も込めぜひお勧めします‼!
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→マーク数800本目を迎えて(節目)。
今回の作品で記念すべきマーク数800本目を突破しました。今年の8月に観た700本目の「ワンダーウーマン」から約4カ月かかりました。そして毎度お読みいただいている映画好きの皆さまありがとうございますm(__)m最初始めた時期はここまで継続する予定もなかったんですが色々レビューを読み進めているうえで刺激を受け今日まで継続しています。と,前置きはこれぐらに本題を言えば毎回リアルタイムで真面目に感想を投稿する意味が果たしてあるのか…と最近思う時があります。所謂,ここまで何年も続けてると時折,踊らされてるなぁ…と思う瞬間がありそんな時に絶対的な何か恣意的なものを感じます。同じ作品を観て感想を読み共感した事など何かご意見を頂ければ継続するうえでかなり励みとなります。それが結構,続ける中で原動力にもなるので。後半はほぼこのアプリへの現状告白みたいな形となりましたがそれでも今後,密接にお付き合いいただける方は汲み取っていただければ幸いです。今年も残すところ約1ヶ月を切りましたが"あの続編"や"あの新作"などまだまだ映画ライフを楽しみましょう♪最後までお読みいただきありがとうございました。
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