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『愛情の設計』に投稿された感想・評価

角川映画以前のアイドル映画だ。どうもやっつけ感が漂うのは、当時、桜田淳子が忙しかっただからだろう。少女漫画が原作だから女性向け。ただ男性も来るだろうという事で水着も披露。ヨットで神経衰弱って船酔いしないか?
生活
3.0
男性陣の芝居が軒並みぎこちないの何なんだ。心情の説明をテロップでやっちゃうとか画面の色を変えてまでやるカットインとか謎ピアノSEとか、ガチで演出が垢抜けてないのかそれも狙ってるのかよく分からなくてとりあえず笑うしかなかった。
ヒロインの相手役がバイト先の先輩に似てるって気づいてから何も頭に入ってこなくなって、寝た。
同じ里中満智子原作のあした輝くがなかなかにきつかったし秋吉久美子も出てなくてヒロインが桜田淳子かと警戒はしていたがあそこまでは悪くない、最後死んでしまうとかそういう細かいところとこはもう山根の映画には言いっこなしとは思っているし当時の少女漫画なんてそういうものとは思う

パーマネントブルーに引き続き佐藤祐介は船に火を放つのはなんとなく狙ってやってそうだが、原作にもあるのだろうか?
軽井沢とか湘南辺り以外で東京の街が渋谷とか原宿なんだろうかどこかわかりそうでわからなかった

漫画原作の文字をスクリーンにおそらくそのまま出していたり、清純風の演出とかひとつのシーンの会話を同じトラックの繰り返しで撮るとかくどすぎるしそこにあまり惹かれるものはないが、ヒッチコックのなんだったか忘れたがどれかの作品で有名なテニスのボールを追いかけて顔の向きを左右にやるので桜田だけ佐藤をじっと見つめているというのはちょっとよかった
あとディスコで桜田に見間違えた女とそのまま踊り始めるのも
なんで佐藤と兄はそんな足場の悪いところで話し合ってたのか
わかってはいるけどウェディングドレス着て車から出てきたのは笑ってしまったなあ

里中満智子は若い頃の写真見ると出てた気はするがどこかは覚えてない

桜田淳子の顔をこんなにまじまじと見たことなかったが整っているけどボーイッシュとも違うなんだか不思議な顔




最近ラピュタの系列のMorcでドラマ版の廃市を観た関係で大林宣彦のほうの映画版の廃市を観る機会があってなんとなく思ったことだが
青春映画、アイドル映画の監督であった山根が振るわなくなりその後代わって同じようなポジションとして活躍したのが大林ということになると思う

山根は1936年生まれで大林は1938年、年齢はほぼ変わらないが、山根は松竹で小林正樹、中村登、篠田正浩、野村芳太郎らの助監督からスタートして単独では1973年に同棲時代で監督を務める
大林は自主映画からCMディレクターを経て1977年にハウスで東宝から商業監督デビュー(この年の新人監督の起用はピンクを除くと大林一人だったらしい)
方や撮影所の中から出てきた監督とコマーシャルフィルムのそれまでの映画界とは異なる下地を持つ監督でいかにどちらも新しいものを作ろうとしていてもその新しさに差ができるのは仕方ないと思う(ちなみに大林はCMディレクター時代は東宝の撮影所で撮影することも多かったらしい)

作風で比べても明らかに大林のほうが当時としては新しいし、アイドルのキャラクターとしても少女趣味みたいなものはこの作品やあした輝くにしろ原作は里中満智子の少女漫画を使ってみても、大林のほうが断然理解があると思う。というか彼の性質的にもそちら側であるだろうし
郷ひろみや秋吉久美子はこの先の時代もスターではあり続けただろうけど青春映画となると大林映画に出ているようなアイドルのほうが当時の時代としてはふさわしくなっていったのだろう

大林が角川と手を組んで活躍するのと入れ替わるように山根は映画の製作本数は減っていきテレビの世界へ移っていくことになる