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ジョニーは戦場へ行ったのJGのレビュー・感想・評価

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)
3.5
第一次世界大戦🪖で両手/両足だけでなく、目(視覚)/耳(聴覚)/鼻(嗅覚)/口(言語)をも奪われた後、15年も"生きさせられた"🇬🇧青年ジョーのお話をやっと鑑賞👀

しかし、彼はシッカリとした意識と僅かな触感は有り、頭部を動かす事だけは出来る…

自分には意識があるんだぞ!
と首を動かして必死に訴えようとするジョーだが、ただ痙攣してるとしか思われなかった😖
色々考えた挙句、モールス信号を使い、やっと気付いてもらえたんだけど…

最愛の恋人もいて、生きる希望に満ち溢れていた二十歳の青年が、一瞬にして"意識を持つ生きた肉塊"となってしまった

腕があれば自殺できる… 
足があれば逃げられる… 
声があれば叫んで救いを求められる…

映像の使い分けも深い…
回想シーンと妄想シーンがカラーなのに対して、現在=ツラい現実がモノクロで描かれている🥺

軽い気持ちで観てはいけない、強烈な反戦メッセージ映画だった🎥
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