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ジョニーは戦場へ行ったのmarbo917のレビュー・感想・評価

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)
3.7
2024年47本目

戦争により目鼻耳口と手足奪われ、身動き・意思の疎通が出来ない主人公が、脳と内蔵器官だけは損傷がなかった為、アメリカ軍の実験にされる。
意識がある為、手足を切断される激痛だけを感じ、自ら死を選ぶことされ出来ないまま生かされる地獄。目や耳がない為、ありとあらゆる情報が入らないので今日が何日かも分からない。残された感覚は皮膚の感覚のみだった主人公に一寸の光が射す。その触感はかつて出征前に一度だけ感じた恋人に似ていた…。

ノーラン監督の“メメント”はカラー:過去逆行、白黒:現在進行に対し、こちらはカラー:過去進行、白黒:現在進行と理解がしやすい内容。

若松孝二監督の“キャタピラー”もエグかったけど、意思の疎通が取れず、生きる望みが見えてこないのが絶望的で、2度は見れない。
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