リボウスキ

ジョニーは戦場へ行ったのリボウスキのレビュー・感想・評価

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)
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とてつもなく強烈で残酷で衝撃的な反戦メッセージ。 戦争によって視力・聴力、そして両手足を奪われた青年。他者との意思疎通を一切奪われた青年。 人間が生きる上でこれ以上の極限状態は想像できない。 ベッドの上でただ生かされる青年は何を思うのか。 観終わった後言葉を失った。 映画として面白いかとか、好きか嫌いかとか、点数で評価することが出来ない映画。 どんなに辛く苦しくても観なきゃいけない気がした。 ちなみに、この映画及び原作小説の原題「Johnny Got His Gun(ジョニーは銃を取った)」は、第一次世界大戦時の志願兵募集の宣伝文句である「Johnny Get Your Gun(ジョニーよ銃を取れ)」への皮肉を込めて付けられているそうだ。