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運動靴と赤い金魚のmariのネタバレレビュー・内容・結末

運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

最近の映画と違って登場人物の心情が言葉ではあまり表現されていなかったが、
子どもたちの表情や子どもならではの不器用さを節々に感じた。
お父さんがキレ狂うシーン(父親が一番家庭で強い)や女性、男性の大きな区別(男女の全く別の時間・場所での教育、小さい女の子でもお父さんにお茶汲みをすること、服装)など衝撃を受けるシーンが多くあった。
男の人が買い物に行く習慣(女の人が外に出て、他の人と会話をしたりするのが許されていないから)は日本では考えられない!と驚いた。
子どもの靴のサイズも知らないのに靴屋さんで靴を買うお父さんや、テストの点数が良いとご褒美をくれる先生などもかわいくて面白かった。
靴が買えないほど貧しいのに、自分より貧しい子からは物を奪えないという優しさをあんな幼い子どもたちが持っていたことに感動した。
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