コタロー

三つ数えろのコタローのレビュー・感想・評価

三つ数えろ(1946年製作の映画)
5.0
 映画熱が冷めきっているときでもホークスは面白く感じる。1,2回目の鑑賞時にはそれなりにあった「ストーリーの全体像把握への欲求」が完全に冷めていたため、かえって個々のシーンの演出や、照明、役者の演技といったディテイルの素晴らしさにより意識的に鑑賞できた。有名なボギーの「ハロー」のシーンに出ている書店員役の女優以外にも些細なところで出演する脇役の女性たちがやたらと美人であるということに気付けたのが個人的に大きな発見。物語の前景ではなく背景における「サービス精神」こそがB級ということなのか。
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