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15才の少女のseapony3000のレビュー・感想・評価

15才の少女(1989年製作の映画)
5.0
父はドワイヨン、息子はプポー、プポーのガールフレンドは「デザンシャンテ」のジュディットさん。自分をみつめていた罰として、夢中にさせて突き放すゲームもバカンスの終わりに向けて破綻する。未成年相手にドワイヨンのいちいちクラッとするような、あまりにも戯言のようなセリフがビンビン脳天に響く。素晴らしい。ジュデットの目に映る彼女をみつめる父の目線、ボクシングにサンドバッグに揺れるハンモック。強い風の朝にガラス戸越しに見つめ合う視線。イビサの美しい風景のなかにある水のない汚れたプール。ベニスに行こう、水の上で起きよう、わかいふたりが浮草みたいに重なり合うラストシーンたまらなく良い。
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