わいわい

スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火のわいわいのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

最高でした!!

突然、体から火が吹くようになってしまったサムが自分の体の謎を解明していく話。

否応無しに放射能による人体実験の被害を受けたサム。
突然体から発火する自然現象的な話から、念じると他人の体を発火させる事が出来る、超能力的な話になっていくのが面白い!
登場したときから怒ってばっかりいるサム
怒り、制御を失うと、暴走し、発火してしまうのだ!

この諸刃の剣な能力と恐怖には
作品に出てくる原発のテクノロジーに対する危険な側面や、その社会のシステムに身を投じる恐怖も含んでいる?(°_°)

次第に謎が明らかになっていくにつれて、サムの世界が一変していき、それがあまりにも残酷で、
ある者によって出生から元妻や恋人、父親まで全ての事が仕組まれていた事を知り
サムの怒りは頂点に達し、業火に包まれる怒濤の展開が悲哀が漂っていて切ない。

怒り続けたサムがラストのラストで同じ境遇であった恋人を救いに身を滅ぼしていき終わる。


燃やしてしまいたいほど怒り、同時に自分の身をも焦がし始める事に恐怖するが、怒らずにはいられない現実に直面するサムが本当に悲しく辛い。そのラストにみせる精神的救いがさらに悲しく涙する映画でした(°_°)



最低すぎる食事のシーンと
途中、ジョン・ランディスがすっごい勢いで燃えててすっごく楽しそうで笑いました。
あのピンクのでっかい電話はどこに売ってるんでしょうか