「パパVS新しいパパ」の感想で本作に触れたのにこっちは書いてなかったことに気付いたので思い出しつつ……。
冴えない刑事2人組がひょんな事からが目をつけた事件の裏には実は……!?
サミュエル・L・ジャクソン、ロック様、そしてマイケル・キートンが出てきた時点で「な、なんだこの異様に豪華なコメディ映画は……!?」と思ったが、その他にもレイ・スティーブンスやらリンゼイ・ストーンやらデレク・ジーターやら様々なキャストが目白押し。
…………そして、そんなイケイケ集団の中でペーパーワークを任されているのが”アザーガイズ(脇役)”であり本作の主人公のテリー(マーク・ウォールバーグ)とアレン(ウィル・フェレル)
この2人、ハチャメチャな事をやるのに真顔でしかもほんのり厳つい(ウィルはデカいし)のがジワジワくるんだよなぁ。
そしてこのどう考えてもやりすぎな酷いギャグの連発のベースにある問題(2人が解決することになる事件)がかなり現代社会のリアルな闇に近くてハッとする。
この作風、まさか……!
そう、監督脚本はアダムマッケイである。
じゃあもう、好きである。
エンドロールの可愛いアニメーションと無言で突きつけられる情報の鋭さも流石。
ちなみに副題の「俺たち踊るハイパー刑事」はウィル・フェレルの「俺たち」シリーズと絡めてるんだと思うが、踊るのはマーク・ウォールバーグの方です。そしてそんなに大事な要素でもない。