実話なので重いですが、すごく好きな話です。
舞台となっている職場は比率的に男性が圧倒的に多いので、少数な上にフィジカルで確実に弱い女性にどんな嫌がらせがあっても主人公の周りの女性すらも止めないし責めない。
この環境から主人公のモデルになった女性が逃げ出さずに訴訟を起こして立ち上がった事は生半可な勇気じゃなかったはず。終盤、主人公の立ち向かう姿に感化されて行動を共にした人達にも感動します。
この話では被害にあっているのがたまたま女性というだけで、女性差別の話という事ではなく人間の問題として作られた、という監督の言葉が感じ取られる良い作品です。