ちぃ

レッド プラネットのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

レッド プラネット(2000年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

レッドプラネットという名の如く赤い世界の広がるシーンの多い中で、クライマックス間際に藻で一面緑になった地面が現れ、そして悲劇的でかつ昆虫の大発見シーンの直後再び赤の世界(今度は焼け野原)に変わる演出がなんとも劇的だった。ストーリーとしてはそもそもなんで基地が壊れて藻も枯れているという危険な状況なのに有人調査が実行されたのか不思議ではあるが、未知のエイリアンが登場するわけでも、巨大生物が暴れ回るでもなく、藻と共生する新種の昆虫や事故で制御不能になったハイスペロボが賢く襲いかかるのは現実味があって好きな設定だ。犬型ロボはコンパクト形状から犬型に変形するギミックが特徴的で面白い!一方の母艦では、火災ハプニングや無重力から重力ありに切り替わってガラスが一斉に床に落ちるシーンなどの表現が繊細でよかった。それにしても、脱出用の旧型ロケットが地上から離れるにつれて天井が破壊されていくのって他のSF映画でもあった気がするけどこんなの本当に起こったら恐ろしすぎるなぁと思っている。
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