傑作サスペンス。
サスペリア2 となってるが、サスペリアとは無関係なのはご愛嬌。魔女関係ないんかい!(ある意味魔女)
話の合間に挟まれるイメージ的なカットが丁寧にミスリードを誘う。まじかよ!ってなるほどには思いっきし騙された。
でもよくよく考えると話自体は印象重視のハチャメチャ。真面目に見てると考えすぎてわけわかんなくなりそうだけど、きちんとつながっているようにもみえて、とにかく面白い。
ぐるっと部屋を回すような長めのワンカットも個人的にたまらなかった。ただ話してるだけなのに、その画に意味があるように感じられて緊張感が高まる。
場面場面で急に爆音で鳴るプログレも何回も繰り返されると癖になるし、そもそも当時はこれがスタイリッシュだったんだろう。
性差別やマイノリティ迫害があえて描かれていて、しかもそれがミスリードに繋がっているのは、今の感覚でみるときついところもあるが、当時はそんなもんだったのかもしれない・・・
いずれにしてもハッタリだらけだし、少々長い気もするけど、この時代にこれはすごすぎるし、殺人の描写も痛くて好きだし(口を角にぶつけられたくないし、エレベータにネックレス挟まってゴリゴリは嫌だ)、コメディもこまめに入れてきてて、娯楽として楽しめるすごい作品!めっちゃ良かった!
オタク!