深い深い穴に落ちて、遥か頭上にある懐かしく暖かい光を欲して、あがいて、爪を剥がしてまでももがいて、それでも這い上がれない、そんな映画
エレン・バースティンが素晴らしいです
狂気にハマっていく演技は、他の俳優と一線を画しています
これがハウスを流してゲラゲラ笑い合うような若造だけのドラッグムービーだったら、もしかしたらスタイリッシュでクールな印象を与える映画になっちゃったかもしれないです
エレン・バースティンのあの演技があって、薬物という落とし穴の入り口の浅さと、ハマってからの底の深さ、暗さがあって、やっぱり怖いなーと思わせる
若造だけでも充分に悲劇は悲劇なんですけどね
アロノフスキー先生の映画の中では一番好きかもしれない
好きというより、アロノフスキー先生のセンスが爆発してて、それがダイレクトに伝わる映画だと思います(^^)