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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカのnonのレビュー・感想・評価

4.6
午前10時の映画祭、ディレクターズ・カット版をシネマワンの極音にて鑑賞。15分の休憩を挟んで4時間半でしたが、あっという間でした。ヌードルスとマックス2人の人生、時代背景、愛と友情。主演のヌードルス役のロバート・デニーロが今作でもとてもよかった。自然とヌードルスに感情移入してしまうのですよ。ラストで色々と明らかになり、ゴミ収集車に消える○○が何とも悲しかった。まだ、銃で撃たれて死んだ方がよかった。あれはつらい…。そこから時間が巻き戻って、アヘン窟でのシーンは何とも言えないものが。あのラストのヌードルスの表情、何とも深いラストだった。映像で観る禁酒法時代のニューヨークの風景もエンニオ・モリコーネ氏の叙情的な音楽もよかった。今作で気になったのがお墓のシーンなどで意識が遠のくように映像が変わるところ。あれは、ヌードルスの意識の変化なのか。それと、ギャング映画なので暴力シーンは許容範囲内なのですが、レイプシーンはちょっと…嫌ですね。しかしながら、子役がみんな可愛いくて(特にデボラ役の女の子)、癒されます。バグジーに打たれて死んじゃった子も可愛かった。ディアハンターや恐怖の報酬でも思ったけれど、こうやって完全版を観ることができるのって本当に幸せだなぁと。セルジオ・レオーネ監督の作品は初めてですが、クリント・イーストウッド主演の3部作観たくなりました。
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