ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカの作品情報・感想・評価

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」に投稿された感想・評価

masa1

masa1の感想・評価

3.6
「荒野の用心棒」のセルジオレオーネ監督Rデニーロ主演1984年ギャング映画

【ワンスアポンアタイムインアメリカ】

友達にエンリオモリコーネの音楽がいいと勧められ、機会が有ればと思ってた作品。この2曲はすごい印象的でうっとり。

アマポーラ

デボラのテーマ

禁酒令下のユダヤ移民少年チンピラグループのデニーロの長編大河ドラマ。出世を目論む親友との確執と友情と叶わぬ恋。

てっきりスコセッシ×デニーロと思ってた。
ジェニファーコネリー、ジェームズウッド久しぶり〜。
2020.8.14
この時代の映画はどれがどれだか分からなくなるほどみてるけど、これはこれで全然違う。デ・ニーロの「ブロンクス物語」を思い出したけど。
この頃からジェニファー・コネリーは美しい…
tak6

tak6の感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

休みが取れたので、ロバートデニーロが主演しており、前から気になっていたのと、ジェニファー・コネリー見たさに3時間半の長丁場に挑戦と気合とともに鑑賞しました。ところが見始めると、意外と一気に苦痛なく、むしろ没頭して見入ってしまいました。幼いころにであったヌードルス(ロバート・デニーロ)とマックス(ジェームズ・ウッズ)と仲間たち。誰にこびへつらうこともなく、何でもできると突き進む少年時代の郷愁と初恋のデボラ(子供時代ジェニファー・コネリー)への甘酸っぱい思い出。アマポーラの曲に乗ってバレエの練習をするデボラを盗み見るヌードルスがこそばゆい感覚がします。その後もポイントになるシーンで流れるアマポーラの曲がとても胸にしみます。やがて少しずつ大人に変わっていく、ヌードルスと仲間たちとの懐かしく、胸が締め付けられるような思い出を、初老となって街に戻ってきたヌードルの回顧のシーンを織り交ぜて、時間軸を現在と過去を行き来させることで、郷愁をより浮き立たせるような作りだと思いました。苦みのきいたマフィヤ版スタンドバイミーという感じもします(スタンドバイミーが後からできていますが)。
まだ、1回ではわからないところもあると思うので、また見てみたいと思ってます。4.0からまだ理解できてないところを-0.1.でこのあと最後の笑顔が理解できれば4.0以上に評価するかもしれんません。
月の狼

月の狼の感想・評価

2.5
4時間ほどある作品だが、意外にも体感時間は短く感じた。
ギャング要素はあまり無く、各々が欲望に忠実な行動ばかりしている印象が強かった。
かわだ

かわだの感想・評価

4.0
故郷を追われた老マフィアが町に帰り過去を回想していくストーリー。少年時代から老人までの人生が哀愁たっぷり描かれる。
マフィアものによくあるといえばそうなんだけど、全てのカットが美しくて無駄なシーンが無いから3時間があっという間だった。
阿片窟での緊迫感ある冒頭からイエスタデイで一気に60年代に進むところ、再会したモーの酒場のトイレで回想に移るまでの流れは完璧だと思う。
ただ、終盤はパシーとコックアイが死ぬ経緯を描いてなかったり、唐突にマックスの裏切りが描かれてるあたりが端折りすぎな気もした。
それからセットの作り込みがすごい。収監前の時代のニューヨークの景色とか、合成もあるんだろうけど莫大な製作費かけてるだけのことはある。

過去に取り憑かれて子供のままな主人公と未来しか見えないデボラ、マックスの対比がとことん描かれていたのが印象的。
自分のことばかりで、夢を叶えても孤独で幸せになれなかったデボラとマックスより、仲間との幸せを一番に思っていた主人公の方が、負け犬ながらも美しい思い出に浸って余生を過ごせた分救いがあったっていう話なんだと思う。
sho

shoの感想・評価

4.4
時代背景、回想と現在の交錯、音楽、人間関係。どれも美しい。
けど、難しすぎて理解できない点がチラホラ。心に余裕があればもう一度見て確認したい。
あにま

あにまの感想・評価

4.9
426作品目。レビュー523作品目。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』
 監督:セルジオ・レオーネ
 主演:ロバート・デ・ニーロ
 興行収入:$5.321.508
 製作費:$20.000.000
1920年代のニューヨーク。ユダヤ系移民の子供ヌードルスはマックスと最初はいがみ合っていたが、やがては友情で結ばれていく。禁酒法を利用して次々と犯罪行為に身を染めていく少年たちは束の間の栄光を味わう。だが挫折は思わぬところで待ち受けていた…。

セルジオ・レオーネ監督×エンニオ様
エンニオ様は映画音楽の神様だ。
この作品の良さは八割が音楽だと言っても過言ではない。
勉強の合間に聞くのが習慣になっている。
デ・ニーロの演技が一級品だ。
ヌードルスとマックスの心理描写が痛いほど伝わる。
アヘン窟のセットも非常に好み。
ラストの表情に「してやられた!」となる。
様々な解釈が出ているが僕は老年期は夢であると思う。
余談だが、当時の映画業界により229分あるこの作品を劇場公開版として、時間軸を時間通りにして144分上映したらしいので、不評でセルジオ監督もカンカンだったらしい。
<概説>

かつて青年達は斜陽の中で栄光を追い求めた。
盗んで。犯して。殺して。そして破滅した。
そして35年後。唯一人遺された男は青春時代を駆け抜けた街で、自身の裏切りの過去と向き合うことになる。巨匠セルジオ・レオーネの遺作となった壮大なギャングストーリー。

<感想>

『インザウェスト』では古き男達の終焉を見ました。
『夕陽のギャングたち』では西部劇の終焉を見ました。

ならば『インアメリカ』では何の終焉を見たのか。

私はこの解が"男達の物語"であるように感じます。

舞台背景にある禁酒法というのはマフィア映画御馴染みの題材です。現代の麻薬取締法に近しい法であるのみならず、その単語自体にある種の映画イメージが。

それは日本ならば任侠道とでもいうような、一般には理解しがたい義理人情の世界。無骨で下劣で野蛮で暴力的で、そして不思議と温かさがあって。

しかしそのイメージが成立したのは作中の35年前。旧時代の男社会は終焉を迎えて久しく、遺されたヌードルスは友人の墓標を眺めることになります。

この姿のなんと虚無的なことでしょう。

新たな時代は紡がれながらも、そこには過去の遺物となった人々がいる。新時代に接吻をしながら、足蹴にされた古き死体には目もくれない。

思えば製作開始年時は壮大なドラマがなりを潜めるようになった、アメリカンニューシネマ全盛期。西部劇が終焉を迎えつつある中、マカロニの第一人者とされた監督の心中はいかばかりだったか。

本作公開の9年後、次世代監督マーティン・スコセッシが『グッド・フェローズ』を公開することになります。

しかしそれを目にすることなく亡くなられたレオーネ監督にとっては、本作が正真正銘最期の漢の映画だったのではないでしょうか。
点呼係

点呼係の感想・評価

4.3
デニーロの演技が良すぎたし、全てのシーンがすごいロマンチックで素晴らしかったから3時間半近くもあったけど長いとは感じなかった。
子供の時の5人で通りを歩くシーンは感慨深い。
お互い正反対の人間性を持つヌードルスとマックス。だからこそ惹かれあって、対立もする。でもそこには堅い友情が存在してるのは明らかだった。

けど、堅いモノこそ壊れる時はバラバラに。修復も難しい。でもそこに存在してたことは本物。

禁酒法など時代が流れてく中で力強く生きてく人間の姿…。悪事だとしても魅力的に見えてしまう。それはきっと生きようとしてる必死さが美しいからなんだと思う。やはり強さと美しさは比例してるなあ…。
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