是枝監督の映画を観てると、自分の家族の形を映画に重ねてしまい、辛い。
その辛さを乗り越えても、乗り越えられなくても、大丈夫。それでも生きていけるなんて、強く背中を押される気がする。だから是枝監督の映画が大好きなのだろうと思った。
子供の世界を、ここまで上手く描けるのは是枝監督だからなのだろうか。
子供の友情とか、思いつきとか、何もかもが愛おしい記憶の様に甦る。
それまでの瞬間がフラッシュバックするシーン、一生記憶に残りそうなシーンだった。
色々な人の想いや、気持ちが渦巻いていて、最終的に全ての問題が解決する様な映画ではない。
映画にそれを求める人には物足りない映画なのだろう。
それでも、それぞれの幸せと、記憶と、家族の形の中で生きていくのだという、是枝監督らしい映画。
あと、橋本環奈が若い。笑