ばんてふ

Shall we ダンス?のばんてふのネタバレレビュー・内容・結末

Shall we ダンス?(1996年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

・役所広司の演技はすごいと思った。演技を見て好きになった役者。キツツキと雨の時も今回もなんか微妙な雰囲気を作るのがうまい

・周防監督の別作品で草刈民代と役所が夫婦をやっていて面白い

・草刈民代は演技はうまくないけど、綺麗だった。

・渡辺えりは強烈なイメージを残してた。

・最初はどんな感じになるか、様子見な感じで見ていたが、変なステップを踏みながら竹中直人が出てきて、一気に引き込まれた。竹中直人はダンス仲間で一緒にやっていくんだなと分かり、話のおおよその流れもつかめることができた。竹中直人のホントにいそうな感じがとても好き。気を遣った感じを出しているけど個性が溢れ出ている感じ

・草刈民代に振られた後も、ダンス教室に行くことでダンスが本当に好きになる。ダンスをするために教室に行くようになる。

・奥さんがとてもいい人っぽいから救われて欲しいと思った。

・作品の頃の年代ではまだ社交ダンスは受け入れられていなかった。今は漫画とかで扱われるようになって比較的受け入られているから、ギャップを感じる

・作品の舞台が狭山丘とか、江古田だからとても親近感がわく。西武池袋線に乗ってウキウキでダンス教室に向かっていく役所広司を思うと、こっちも電車に乗るのが楽しくなる。役所と同じ電車に乗ってると思うとウキウキ。車内が微妙に古いところにノスタルジー

・ダンスホールがかっこいい。歌ってるお姉さんエロい。自分も「シャルウィダンス?」と言って誰かを誘ってみたい。実際パートナーとかもそこで決まることもあると知って案外妄想でもないかと。渡辺えりと夫の出会いもダンスと知ってロマンティックだなと思った。ダンスで仲良くなるのはいいなと思った。

・楽しみや頑張れることを見つけてイキイキとしていく姿を見るのはとても楽しい。ダンスを始める前より後の方が自転車を漕ぐ勢いが良くなった。

・草刈民代はバレリーナだから、今回の役がぴったりだと思った。演技はうまくないけど、表情の機微はうまいと思った。ツンとした表情からフッと緩んだ表情になったり。ツンとした顔の緊張感からのギャップがいい。はしゃいでる姿を見ると安心する

・"shall we dance?"と言うシーンは痺れた。急に来たからインパクトが大きかった。曲も良かった。

・竹中直人最高。

・告白シーンが良かった。2人を体全体の映したショットを使うことで、それぞれの視点を再現している。緊張感があって良かった。役所の演技がめちゃうまいのがわかる。全てぶっちゃけてしまうところがとても真面目だなと思った。

・なんで、主人公が舞の心を動かしたのか。主人公が真面目ゆえに必死に練習して、楽しそうにやっていたから。そして、練習を見てもらっていたため、主人公に対して信頼を寄せるようになっていった。

・渡辺えりは憎まれ口ばかり叩くけど、主人公に信頼を寄せるようになってからは親身になるいい人になった。竹中直人にも優しくなった。

・ダンス大会では、デブもチビもカップルを組んで出れたから良かった。特にデブ。楽しそうに踊っていていい。関西弁コンビが必死に周りを応援していていい人だなと思った。

・夫婦でダンスを踊るシーンは良かった。

・ダンスパーティはみんな楽しそうに踊っていて、これぞハッピーエンドだと思った。

・おばちゃん先生がいい味出してた。話を進める役。デブの汗を全く指摘しないでレッスンしていたことからもできた人だなと思った。

・窓の外から眺めているだけの存在だった草刈民代が、ダンス教室に通い、本気でダンスをやるようになり、窓の外を眺める草刈民代を内側から眺めるようになった主人公。変わったのは主人公だけでなく、主人公の人間関係もだなと思った。感慨深い

・映画のエンターテイメントとしてラストシーンはすごくベタで最高だった。
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