きみの靴が僕を救った
2人の家庭は正反対だった。片方は愛情たっぷりの母で、家中が明るい。もう一方は週2、3回しか夕飯を共にしない母で豪華なものは多いものの、家の中は暗かった。
とにかくデクスターの母が...
自分の子どもがどんなに危険な目にあっても2人を引き離さなかったし、あるシーンでは「私の子どもが」ではなく、「エリックの親友が」という表現をしたことに胸を打たれた。
何が子ども「たち」にとってベストか、何が子どもたちに大切か、そのことをよく理解している良き母だった。
友情ものであり、さまざまな母子ものであり、ロードムービーでもある。また、当時のAIDSへの理解に驚く。