炎のランナーのヒロチンのレビュー・感想・評価

有名なテーマ曲をバックに、海沿いを走る冒頭のシーンはとても眩い。
ユダヤ人の迫害や、信仰の自由といった社会問題について物語では触れているが、それでもなお、選手同士の殺伐した雰囲気がまだない時代。シンプルに選手たちが栄光に向かって走る様子が描かれている。

ストーリーの変化に抑揚は少ない気はするが、当時の世界観は感じ取れる気がする。英国らしいブレザースタイルの装いは注目してしまう。当時もフェエアイルのニットセーターを着て、走っていたのだろうか。