桐生

マリアの恋人の桐生のネタバレレビュー・内容・結末

マリアの恋人(1984年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

困った時の神頼みと言うように、どうにもならない辛いことがあれば人は何かにすがりたくなるのだと思う。イバンの場合はそれが神ではなく実在する人間であったというだけで。偶像として見すぎて、神聖視しすぎて妻とだけ性行ができなくなるイバンと心から愛しているのにそれを証明できないされないマリアは愛の高位が違う。マリアが流浪の歌い手と体を重ねるまで処女であったことがなんとも彼女のイバンへの想いの強さを表しているようでとても良かった。
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