八州雄会

バンコック・デンジャラスの八州雄会のレビュー・感想・評価

バンコック・デンジャラス(2008年製作の映画)
3.0
冷酷な凄腕の殺し屋が、次の暗殺を最後に引退すると決めて入国したバンコクでの仕事ぶりを描く2009年公開の作品


ネタバレになるかもですが・・・


いつも通りやればなんの問題もないはずでしたが、そうも行きません。

展開もテンポよくすぐに物語に惹き込まれ最初のうちは面白かったです。最後の方が、なんとなく生産性なくもの悲しい結末になってしまっていたのが残念なような。

主人公の殺し屋は、恋をしたからダメになったとかではなくて、バンコック入りした最初から調子わるかったですね。

バイクで暗殺に行く時に、地元少年に顔を見られたりとミスの連続。薬局の女性とデートしている時に襲われた時も、音が聞こえないうちに上手く処理するのかと思ったら、ガッツリ彼女に殺人現場を見られ、おまけに彼女に血しぶきまで浴びせてしまっていました。

ボートの暗殺シーンもドタバタで。そもそも恋をしたり、使い捨てのはずの現地スタッフを殺さず弟子にしたりと、既にヤキが回っていたって事のようです。

最後のひと仕事と言わずに、さっさと引退すれば良かったのでは無いでしょうか(そしたら、この作品は生まれなかったですけど)