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ラースと、その彼女のゐのネタバレレビュー・内容・結末

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

凄い、かなり心に響く私の好きな映画だった。
人形を本当の人間の恋人のように扱う男。
奇妙な話ではあるけれど、どこか共感できるところあり他人事ではないような気がした。
ラースは本当に心が綺麗で優しい人間だったか故に今までの人生たくさん傷ついてきたように思う。誰からも愛されなかったから、愛する人が欲しかったのでは。彼女が来てからは嘘のように明るくなったし、人前にも出ていくように変わっていった。
でもちゃんと彼女は人形だと認識していて、自分と葛藤し最後は自分で終わらせた。
あと街の人達が彼女を本当の人間のように扱っているのが本当に暖かい。誰もラースを拒まない。それはラースが優しくて愛のある人間だと知っているからなのか。優しさに包まれた世界だった。

君に読む物語のライアンとは思えないほど、目に光がなくコミュニケーションのとれない不器用な男を演じている。でも社会不適合者の役にしてはライアン・ゴズリングがカッコ良すぎた。
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