たまお

ラースと、その彼女のたまおのレビュー・感想・評価

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)
4.7
自宅鑑賞。
これ夜中に観たんですけども、もう号泣というか嗚咽というか、両鼻は鼻水で完全にふさがって口呼吸になるわ、ぐふうって変な声出るわでここ最近でもトップクラスに刺さった作品となりました。いやー泣いた。

「(少しおかしいことをしているけど)ラースは良い子だし、みんなラースが好きだから」
といって丸ごと受け止めてくれる家族と町の人々。なんという善意と愛情。
私も特に愛に飢えた生活をしているわけではないのですが、寒いところで震えていたらふと暖かい毛布に包まれたみたいな幸せな気持ちになって、じんわり涙が出てきて、気づけば顔中がくっしゃくしゃになってました。

あとこの映画、2007年の作品で舞台も現代だと思うんですが、
空気感がすごく「懐かしい」感じなのも良かったです。80~90年代のハートウォーミング映画みたいな感じ。

ちなみに私、以前観たある映画の影響で主演のライアン・ゴズリングにちょっと苦手意識があったんです。暴力的な役だったので、今思えばそれだけ上手いってことなんでしょうね。
でもこの映画では、普段のイケメンっぷりを見事に隠して立派な(?)コミュ障っぷりで苦手意識をふっとばしてくれました。
ヒュー・グラントや谷啓ばりのぱしぱしするまばたきとか、良かったわー。
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