高井

ラースと、その彼女の高井のレビュー・感想・評価

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)
5.0
追い詰められて異常に見える行動に出ることが病気なのであればそうだけど、ラースは追い詰められた先に逃げ場(人形の彼女)をつくれたこと、それを周りが受け入れてくれたことで救われていた。
彼女を連れて同僚のパーティーに参加する時、ドアを開けるのに一呼吸置いて勇気が必要なように見えたのは、ラースは病気じゃなくて自覚的に逃げ場をつくっていた(自分のしていることのおかしさに気づいていた?)からなのだろうか。
かと思えば一人でいる時にも歌を歌いかけたり、ラースの心のあり方はどうだったのか知りたい。
ラースの同僚の意地悪(マーゴのぬいぐるみの首をくくる)のほうが根本的な人間的問題っぽかったけど、なんだか憎めなくてかわいかった。
高井

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